レース見解

第69回 京都新聞杯(GⅡ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年5月8日(土曜)中京競馬場 芝2200m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第69回 京都新聞杯(GⅡ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第69回 京都新聞杯(GⅡ)2021年5月8日(土曜)中京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

かつては「東上最終便」と呼ばれた西の最後のダービートライアルですが、近年でも2013年のキズナや2019年のロジャーバローズなど、ここを経由してGⅠ日本ダービーを制した馬も輩出している、文字通りの登竜門です。

今年は兄にエピファネイア、サートゥルナーリアという2頭のクラシックホースを持つ4番ルペルカーリアが登場し、単勝1番人気に推されたものの、ゴール前で3番人気10番レッドジェネシスにとらえられての2着となりました。

ルペルカーリアは好スタートから終始レースの主導権を握り、4コーナー出口では後続を突き放す強い競馬をしましたが、上がり3ハロンのタイムは勝ち馬よりも0秒9遅く、キレ負けは明確でした。しかしながら、福永祐一騎手のレースの組み立ては、そんな馬の特性を理解した素晴らしいものでした。

勝ち馬レッドジェネシスは、ルペルカーリアと同じ栗東・友道康夫厩舎所属で、この勝利により友道師のJRA通算600勝と、鞍上の川田将雅騎手のJRA通算1600勝をもたらしました。

血統的には父ディープインパクトに母父ストームキャットと、2013年のこのレースの覇者でダービー馬のキズナと同様の血統構成、馬体の甘さからデビュー以降毎レースで負けをしては惜しい競馬を繰り返していましたが、近々で身が入ってきたのか、レースぶりが安定してきての今回の戴冠となりました。

これまでの戦績を見ても、上がりでコンスタントにキレのある末脚を繰り出せるタイプで、東京コースには向いていそうであることから、皐月賞馬エフフォーリアとの真っ向勝負が期待できそうです。ここにきて、ダービー戦線がまた一つ興味深いものになったといえるでしょう。

第69回 京都新聞杯(GⅡ)2021年5月8日(土曜)中京競馬場の出走馬情報

1.ワイドエンペラー 藤岡 佑介
2.ヴェローチェオロ 西村 淳也
3.サイモンメガライズ 武 豊
4.ルペルカーリア 福永 祐一
5.ブレークアップ 団野 大成
6.トーホウバロン 和田 竜二
7.エスコバル 藤岡 康太
8.マカオンドール 浜中 俊
9.ゲヴィナー 岩田 望来
10.レッドジェネシス 川田 将雅
11.ハートオブアシティ 泉谷 楓真

第69回 京都新聞杯(GⅡ)2021年5月8日(土曜)中京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 10番 レッドジェネシス 
2着 4番 ルペルカーリア
3着 8番 マカオンドール

単勝
10 430円 3番人気

複勝
10 140円 3番人気
4 120円 1番人気
8 120円 2番人気

枠連
4-8 640円 3番人気

ワイド
4-10 270円 3番人気
8-10 270円 2番人気
4-8 220円 1番人気

馬連
4-10 750円 3番人気

馬単
10-4 1,520円 6番人気

三連複
4-8-10 640円 1番人気

三連単
10-4-8 4,100円 6番人気