レース見解

第43回 新潟大賞典(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年5月9日(日曜)新潟競馬場 芝2000m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第43回 新潟大賞典(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第43回 新潟大賞典(GⅢ)2021年5月9日(日曜)新潟競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

例年浪乱傾向にあるハンデ重賞で、その要因を荒れた馬場に端を発することが多いだけに、新潟連続開催となった今年も同様の波乱が予想されましたが、逆に馬場の悪化が例年以上でトラックバイアスが薄くなったために上位1・2着は堅い決着となりました。

各馬荒れた内側を嫌う直線でのコース取りでしたが、既に馬場の外側も内側と同程度に傷んでおり、空いた内側をすくった2番サンレイポケットが6歳にして重賞初制覇。しかも上がり3ハロンメンバー中最速の完勝でした。

これまでに当地同コースでのGⅢ新潟記念と、東京のGⅡ毎日王冠でそれぞれ3着実績はあるものの、オープン昇級後は未勝利だったサンレイポケットですが、着順は常に安定しており、展開ひとつで…という競馬が続いていました。

この日は後方からレースを進めると、内外に広がり、かつ、前が潰れる展開に乗じて足を伸ばしました。そのうえほかの馬よりも走る距離が短くなる内側をつけたのですから、完全に展開がはまったといえるでしょう。

血統的にはジャングルポケット産駒で器用さに欠ける一本調子タイプのため、今後もコンスタントに好走をつづけながらも、頭一つ抜けるためには展開待ちのレースが続きそうです。

そのため、機動力を要求されるコースはあまり向いていなさそうで、例えば今回の新潟2000mや東京の1800ないしは2000mのような、ワンターンの中距離戦に狙い目は限られるのではないでしょうか。

また、勝ち馬のほかには7着の5番ムイトオブリガードがトップハンデながら上がり最速タイの末脚を使っており、着順こそ振るわないものの実力の片鱗を見せました。次走人気を落とすようであれば要注意です。

第43回 新潟大賞典(GⅢ)2021年5月9日(日曜)新潟競馬場の出走馬情報

1.ボッケリーニ 吉田 隼人
2.サンレイポケット 鮫島 克駿
3.パスカヴィル 斎藤 新
4.トーセンスーリヤ 横山 和生
5.ムイトオブリガード 酒井 学
6.ヒュミドール 吉田 豊
7.ハッピーアワー 鮫島 良太
8.バイオスパーク 丸山 元気
9.サトノエルドール 菅原 明良
10.ポタジェ 西村 淳也
11.ダノンマジェスティ 和田 竜二
12.ニシノデイジー 勝浦 正樹
13.マイスタイル 横山 典弘
14.サトノソルタス 秋山 真一郎

第43回 新潟大賞典(GⅢ)2021年5月9日(日曜)新潟競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 2番 サンレイポケット
2着 10番 ポタジェ
3着 14番 サトノソルタス

単勝
2 550円 3番人気

複勝
2 170円 3番人気
10 150円 1番人気
14 410円 7番人気

枠連
2-6 1,180円 4番人気

ワイド
2-10 440円 2番人気
2-14 1,570円 21番人気
10-14 1,160円 11番人気

馬連
2-10 1,150円 2番人気

馬単
2-10 2,770円 9番人気

三連複
2-10-14 6,010円 15番人気

三連単
2-10-14 31,340円 87番人気