レース見解

第26回 NHKマイルカップ(GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年5月9日(日曜)東京競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第26回 NHKマイルカップ(GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第26回 NHKマイルカップ(GⅠ)2021年5月9日(日曜)東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

かつてクラシック競走に外国産馬が出走できなかった時代に救済措置として設立されたGⅠ競走ですが、開始から6年間は毎年外国産馬が勝ったものの、そこから20年間は内国産馬が勝者に名を連ねました。

今回、15番シュネルマイスターの勝利は2001年のクロフネ以来実に20年ぶりの外国産馬勝利で、ドイツ産馬のJRAGⅠ勝利は1995年のジャパンカップを制したランド以来、日本調教馬としては史上初の快挙となりました。

レースを振り返るうえでまず語る必要があるのは、4番バスラットレオンの発馬直後の落馬です。この落馬自体は完全なアクシデントですが、間違いなく先手を取ると目されていた馬がいきなり脱落したことで、多くの馬のレースプランが崩れたのは確かです。

特に8番のグレナディアガーズは、予定より1列前になってしまった分抑えたらかかってしまうような行きっぷりで、4コーナーでは早くも先団をまくって出てきましたが、仕掛けが早かった分直線で内外にヨレてしまい、1・2着馬から離された3着となりました。

グレナディアガーズがふらついたことにより、その直後から進出を試みた7番タイムトゥヘブンは坂の下で進路をふさがれてしまって大きくブレーキをかけざるを得なくなり、1分31秒台決着のトップスピードの馬を差し返すまでには至らず6着となりました。

また、2着の10番ソングラインも、外に出そうとしたタイムトゥヘヴンを手綱ひと引きでブロックしたところまでは池添謙一騎手のファインプレーでしたが、そこでぶつけてしまった分最後はハナ差勝ち馬に差されてしまいました。

このように、様々な要因が積み重なってのシュネルマイスターの勝利となりましたが、マイルでの末脚は間違いなく本物で、秋以降もこの路線の主役に名乗りを上げてくることでしょう。

今回展開に若干の注文がついたソングラインとタイムトゥヘヴンも、次走は確実に馬券を押さえておいた方がよさそうです。

第26回 NHKマイルカップ(GⅠ)2021年5月9日(日曜)東京競馬場の出走馬情報

1.レイモンドバローズ 浜中 俊
2.アナザーリリック 津村 明秀
3.ルークズネスト 幸 英明
4.バスラットレオン 藤岡 佑介
5.リッケンバッカー 横山 武史
6.シティレインボー 三浦 皇成
7.タイムトゥヘヴン M.デムーロ
8.グレナディアガーズ 川田 将雅
9.ゴールドチャリス 田中 勝春
10.ソングライン 池添 謙一
11.ヴェイルネビュラ 戸崎 圭太
12.ランドオブリバティ 石橋 脩
13.ホウオウアマゾン 武 豊
14.ショックアクション 田辺 裕信
15.シュネルマイスター C.ルメール
16.ロードマックス 岩田 望来
17.グレイイングリーン 武藤 雅
18.ピクシーナイト 福永 祐一

第26回 NHKマイルカップ(GⅠ)2021年5月9日(日曜)東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 15番 シュネルマイスター
2着 10番 ソングライン
3着 8番 グレナディアガーズ

単勝
15 370円 2番人気

複勝
15 150円 2番人気
10 320円 7番人気
8 140円 1番人気

枠連
5-7 2,880円 9番人気

ワイド
10-15 980円 12番人気
8-15 300円 1番人気
8-10 660円 5番人気

馬連
10-15 3,690円 13番人気

馬単
15-10 4,960円 18番人気

三連複
8-10-15 3,540円 7番人気

三連単
15-10-8 21,180円 45番人気