レース見解

第71回 東京新聞杯(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年2月7日(日曜)東京競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第71回 東京新聞杯(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第71回 東京新聞杯(GⅢ)2021年2月7日(日曜)東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

近年では3年前の覇者リスグラシュー、一昨年の覇者インディチャンプのようにここを勝ったのちにGⅠホースとなる馬も現れて出世レースの様相を呈していますが、今年は5番人気の10番カラテが、人馬ともに初となる重賞制覇を果たし、春のGⅠ戦線に堂々と名乗りを上げました。

今回の勝利で2勝クラスからあっという間の3連勝となったカラテは5歳、通算23戦目にしてようやく馬が本格化した印象。ここ最近のレース運びは自ら動いて活路を切り開くことができており、潜在能力はまだまだありそうなところを見せています。

何より今回注目すべきは、3年目にして待望の重賞制覇となった菅原騎手の大胆な騎乗について。道中はソツなく4~5番手の好位で競馬を進め、上位進出に向けて着実な布石を打っていましたが、直線坂の途中で印を突こうとした瞬間にコースがふさがってしまいました。

映像で見ていてもはっきりとわかるくらい急ブレーキがかかりそうな場面で、これが引き金となって下位に沈んだ場合は騎手の責任が大きく問われそうなシチュエーションでしたが、そんな絶体絶命のピンチの中での菅原騎手の切り替えは見事でした。

インが詰まったと見るや、一気に右手の手綱を引き寄せて、馬の口向きが変わるのがはっきりわかるくらいの勢いで外に進路変更をしてみごとに進路を確保。残り200mを切ってからは着実に足を伸ばして追い込んできた4番カテドラルの追撃を見事に振り切りました。

今後は、人馬ともにさらに上位の、未知のステージでの戦いが待っていますが、思い切りのいい騎乗ができる機種と思い切りのいい走り方のできる馬のコンビがもしかしたら春のGⅠ戦線をかき回してくれるかもしれません。

第71回 東京新聞杯(GⅢ)2021年2月7日(日曜)東京競馬場の出走馬情報

1.ダイワキャグニー 内田 博幸
2.サトノウィザード 鮫島 良太
3.ロードマイウェイ 横山 武史
4.カテドラル 田辺 裕信
5.トライン 横山 典弘
6.プロディガルサン 藤岡 佑介
7.ショウナンライズ 大野 拓弥
8.ニシノデイジー 勝浦 正樹
9.サトノアーサー 坂井 瑠星
10.カラテ 菅原 明良
11.シャドウディーヴァ 岩田 康誠
12.トリプルエース C.ルメール
13.ヴァンドギャルド 福永 祐一
14.エントシャイデン 川須 栄彦
15.エメラルファイト 石川 裕紀人
16.サトノインプレッサ 戸崎 圭太

第71回 東京新聞杯(GⅢ)2021年2月7日(日曜)東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 10番 カラテ
2着 4番 カテドラル
3着 11番 シャドウディーヴァ

単勝
10 1,160円 5番人気

複勝
10 380円 6番人気
4 740円 12番人気
11 240円 3番人気

枠連
2-5 5,340円 18番人気

ワイド
4-10 6,430円 61番人気
10-11 1,380円 18番人気
4-11 2,860円 36番人気

馬連
4-10 26,740円 61番人気

馬単
10-4 43,140円 110番人気

三連複
4-10-11 45,560円 136番人気

三連単
10-4-11 267,610円 770番人気