レース見解

第55回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年1月10日(日曜) 中京競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第55回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第55回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

ここから数多くのGⅠ馬が誕生している出世レースとして確固たる地位を築いている3歳重賞ですが、3年前にのちの9冠馬アーモンドアイがここで重賞初制覇を果たして以降、その認知度はさらに上昇し、今年はこの時期の3歳重賞としては多めの15頭が出走しました。

今回のレースを制したのは、そのアーモンドアイと同じ勝負服の4番人気12番ピクシーナイトでしたが、今回の勝負の分かれ目はスタートから2コーナーの周回コース合流地点までに凝縮されていたといっても過言ではないでしょう。

前走1勝クラスの秋明菊賞で出遅れがたたって3着に敗れた後ゲート練習を重ねたピクシーナイトは、今回はスムーズにゲートを出て先頭に立つと、周回コースとの合流点に向かって緩やかにカーブするコースをうまく利用して最短距離で内ラチ沿いに。

この時点ですべての馬に対して先手を取り切ったうえに、1番人気だった外枠の15番ククナに対して外を回らせるか、それともいったん下げさせるかの二択を迫ることができたのが勝負の決め手となりました。後者を選択したククナは差し届かず4着に敗れています。

その後道中ではしっかりと折り合ってややスロー気味のペースに落として、追走の各馬が折り合いに難儀する中終始経済コースを進み、最後の直線できっちり後続を引き離した勝ち方はこの時期の3歳馬らしからぬ大人びた競馬でした。

この勝利で、新種牡馬モーリスの産駒は重賞初制覇。やや勝ち味に遅いかと思われていたシーズン当初でしたが、冬枯れの野芝に洋芝が混ざった力のいる馬場と器用な立ち回りを要求されるコースで着実に成績を上げてきており、晩成傾向の血統からも今後のさらなる活躍範囲の拡大が期待されます。

第55回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場の出走馬情報

1.マリアエレーナ 川島 信二
2.ブルーシンフォニー 田辺 裕信
3.ルークズネスト 幸 英明
4.カスティーリャ 松山 弘平
5.ダディーズビビッド 浜中 俊
6.セラフィナイト 丸山 元気
7.ファルヴォーレ 吉田 隼人
8.トーカイキング 和田 竜二
9.ルース 池添 謙一
10.バスラットレオン 坂井 瑠星
11.レゾンドゥスリール 川田 将雅
12.ピクシーナイト 福永 祐一
13.ロードマックス 岩田 望来
14.ワザモノ 黛 弘人
15.ククナ C.ルメール

第55回 日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ)2021年1月10日(日曜)中京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 12番 ピクシーナイト
2着 3番 ルークズネスト
3着 10番 バスラットレオン

単勝
12 1,300円 4番人気

複勝
12 320円 5番人気
3 440円 8番人気
10 180円 2番人気

枠連
2-7 2,980円 12番人気

ワイド
3-12 2,920円 36番人気
10-12 1,040円 10番人気
3-10 1,070円 11番人気

馬連
3-12 11,980円 39番人気

馬単
12-3 21,940円 68番人気

三連複
3-10-12 13,750円 49番人気

三連単
12-3-10 118,210円 380番人気