お世話になります。馬きりんです。
今回は【第56回 中日新聞杯（GⅢ）】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
第56回 中日新聞杯（GⅢ）2020年12月12日（土曜）中京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
この先の重賞戦線のために賞金を加算したいオープン馬と、軽ハンデでの一発を狙う格上挑戦勢が入り混じるために毎回高配当の傾向にあるハンデ重賞で、今年も18頭がエントリーして混戦の様相を呈しています。
1番人気には昨年のGⅠ皐月賞でも2着に入っている実力馬9番ヴェロックスが推されましたが、この馬はいまだに重賞勝利がなく、2番人気の2番ボッケリーニもまた重賞未勝利場であり、押し出される形での1番人気と言っても過言ではないでしょう。
レースは8番タガノアスワドが押し出されるように先頭に立つと最初の1000mが1分1秒5のスローペースに。前の2頭はやや口を割って掛かり気味になりながらのレースとなりました。
最後の直線では、かかり気味になってバテた先頭2頭を、その直後に控えた14番シゲルピンクダイヤが交わして先頭に立ち、9番ヴェロックスが外から迫るところを、この2頭の間を割って伸びた2番ボッケリーニがわずかに差し切って一着となりました。
ボッケリーニは、前が落ち着かない展開の中スタート直後からきっちり内ラチ沿いの経済コースを静かに追走し、4コーナーで無理なく外にコースを取ると、坂を上り切ったところからきっちり切れ味を見せました。
これが重賞初勝利となるボッケリーニですが、兄でGⅠ宝塚記念と天皇賞・秋を制しているラブリーデイも重賞初制覇は明け5歳の中山金杯で、どちらかというと晩成傾向の血統。
兄が重賞初制覇からあっという間にGⅠ2勝馬になったことを考えると、年明け以降さらに成績が上昇カーブを描いていく可能性が高く、春のGⅠシーズンの穴候補として動向を細かくチェックしておいた方がよさそうです。
2着のシゲルピンクダイヤも、これまでになく器用な立ち回りのレースができました。かつてGⅠ桜花賞で2着に入った実力馬ですが、ここにきて内面の充実が見られるため、こちらも要注目でしょう。
第56回 中日新聞杯（GⅢ）2020年12月12日（土曜）中京競馬場の出走馬情報
1.サトノガーネット 坂井 瑠星
2.ボッケリーニ 松山 弘平
3.テリトーリアル 石川 裕紀人
4.ショウナンバルディ 岩田 康誠
5.ギベオン 岩田 望来
6.トリコロールブルー 荻野 極
7.ワイプティアーズ 川島 信二
8.タガノアスワド 富田 暁
9.ヴェロックス 川田 将雅
10.デンコウアンジュ 吉田 隼人
11.グロンディオーズ C.ルメール
12.バラックパリンカ 斎藤 新
13.インビジブルレイズ 団野 大成
14.シゲルピンクダイヤ 和田 竜二
15.レッドヴェイロン 西村 淳也
16.マイネルサーパス 丹内 祐次
17.オウケンムーン 北村 宏司
18.サトノソルタス 池添 謙一
第56回 中日新聞杯（GⅢ）2020年12月12日（土曜）中京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 2番 ボッケリーニ
2着 14番 シゲルピンクダイヤ
3着 9番 ヴェロックス
単勝
2 430円 2番人気
複勝
2 190円 2番人気
14 440円 9番人気
9 170円 1番人気
枠連
1-7 2,540円 12番人気
ワイド
2-14 1,820円 22番人気
2-9 550円 1番人気
9-14 1,830円 23番人気
馬連
2-14 5,200円 19番人気
馬単
3-14 8,180円 33番人気
三連複
2-9-14 7,870円 20番人気
三連単
2-14-9 47,130円 127番人気
