レース見解

第81回 菊花賞(GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年10月25日(日曜)京都競馬場 芝3000m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第81回 菊花賞(GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第81回 菊花賞(GⅠ)2020年10月25日(日曜)京都競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

前週のGⅠ秋華賞を制して史上初の無敗三冠牝馬に輝いたデアリングタクトに続いての無敗三冠、しかも親子で達成となれば史上初、同一年度に牡牝それぞれの三冠馬が誕生となればこれも史上初となる歴史的な一戦に3番コントレイルが挑みました。

最終的な単勝オッズは1.1倍、父ディープインパクトの1.0倍にはわずかに及ばないものの、単勝支持率は父とほぼ同じ約79%の圧倒的人気で始まったレースは、かねてより荒れが目立つ内側を各馬が大きくあけながら進行しました。

17番のキメラヴェリテが逃げを打つ中スローペースで進んだ道中では、2週目の2コーナー過ぎでコントレイルがやや口を割るそぶりを見せましたがその後は落ち着いて4コーナーへ。

直線に向いて外目の5~6番手の位置につけたコントレイルは、鞍上の福永騎手に促されるとスムーズに加速して、残り300mで先頭に立つとそのまま圧勝かと思われましたが、道中で徹底的にコントレイルをマークしていた9番アリストテレスが取り付いてきました。

その後クビ差までアリストテレスに詰め寄られたコントレイルですが、残り100m以降はその差を一切詰めさせることなくゴール。史上8頭目、親子では史上初の三冠馬となりました。

レース後の福永祐一騎手や矢作芳人調教師のコメントにもあった通り、コントレイルにとっては3000mは距離が長かったですが、卓越した勝負根性でしのぎ切ったその姿は、歴史的名馬のそれにふさわしいものでした。

2着に入ったアリストテレスも、C.ルメール騎手の完璧なエスコートで三冠阻止まであと一歩に迫りました。

近しいパターンでは、2016年の有馬記念でサトノダイヤモンドに騎乗してキタサンブラックを撃破した時の乗り方を思い起こさせましたが、そんな名手の策謀すら超えていったコントレイルの強さに拍手を送りたいです。

今回、かなり消耗の激しいレースを行ったので、コントレイルの次走がどのようになるかはまだわかりませんが、願わくばデアリングタクトとの無敗三冠馬対決が実現してほしいものです。

とこれは競馬ファンの願望ですが、競馬予想は別物ですから、強い馬、良馬を見極めていく術を身に付けていきましょう。

第81回 菊花賞(GⅠ)2020年10月25日(日曜)京都競馬場の出走馬情報

1.ディアマンミノル 幸 英明
2.ガロアクリーク 川田 将雅
3.コントレイル 福永 祐一
4.マンオブスピリット M.デムーロ
5.サトノインプレッサ 坂井 瑠星
6.ヴェルトライゼンデ 池添 謙一
7.ダノングロワール 北村 友一
8.ディープボンド 和田 竜二
9.アリストテレス C.ルメール
10.サトノフラッグ 戸崎 圭太
11.バビット 内田 博幸
12.レクセランス 松山 弘平
13.ロバートソンキー 伊藤 工真
14.ヴァルコス 三浦 皇成 ⇒ 岩田康誠
15.ブラックホール 藤岡 佑介
16.ターキッシュパレス 富田 暁
17.キメラヴェリテ 松若 風馬
18.ビターエンダー 津村 明秀

第81回 菊花賞(GⅠ)2020年10月25日(日曜)京都競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 3番 コントレイル
2着 9番 アリストテレス
3着 10番 サトノフラッグ

単勝
3 110円 1番人気

複勝
3 110円 1番人気
9 350円 4番人気
10 360円 6番人気

枠連
2-5 510円 2番人気

ワイド
3-9 530円 3番人気
3-10 550円 4番人気
9-10 2,780円 24番人気

馬連
3-9 910円 3番人気

馬単
3-9 1,010円 3番人気

三連複
3-9-10 3,810円 10番人気

三連単
3-9-10 8,740円 21番人気