レース見解

第68回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年10月17日(土曜)東京競馬場 芝1800m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第68回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第68回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)2020年10月17日(土曜)東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

翌週に新潟牝馬ステークスがリステッド競走として新設され、同じく翌週に行われる富士Sが今年からGⅡに格上げされるなど、時期・条件的に近しい番組の整備改善が進んだ関係で出走頭数はわずか8頭となったものの、GⅠ馬2頭が参戦し、メンバーの格は十分。

しかしながら、こういったレースほど前評判の通りに決着をしないのが「競馬あるある」で、今回も1~3着は下位人気3頭で決まり、3連複が全56通り中54番人気、3連単が全336通り中313番人気での決着となる大波乱の結果となりました。

レースは、シゲルピンクダイヤが今回もゲート入りを嫌う中でのスタート。それでも発馬はきれいにそろって、7番トロワゼトワルがハナを主張。3コーナーでは後続を10馬身近く引き離しての大逃げとなりました。

2番ダノンファンタジーと5番ラヴズオンリーユーの2頭のGⅠ馬が2番手、3番手につけて積極的な競馬を展開、トロワゼトワルを追いかける形となりましたが結果としてはこれで脚を使ってしまったのか共倒れとなってしまいました。

勝ったのは7番人気の4番サラキア。GⅠ馬2頭が積極的にレースを進めるのを見るようにして直線では馬場のいい外目に持ち出しての差し切りがちとなりました。デビュー当時から評判の高かった馬ですが、これで重賞初勝利となりました。

サラキアの母サロミナの産駒としては、一つ下の弟にGⅠ朝日杯FSを制し、前週にGⅡ毎日王冠で久々の勝利を挙げたサリオスがいますが、ともに末脚は伸ばすもののやや器用さに欠けるタイプ(サリオスの場合、比較対象のコントレイルが器用すぎるというのもありますが)で、こういった広いコースは相性がいいようです。

この後はGⅠエリザベス女王杯に駒を進めると思われますが、今年は阪神競馬場での開催、内回り2200メートルのコースでの施行のため、今回同様の豪快差しというのはやや難しそうで、馬券検討の際には要注意となるでしょう。

GⅠ馬の2頭はそろって案外な結果に終わってしまいました。いずれもコンディションが整いきっていなかったものと思われます。加えて、どちらの馬も数を使えるタイプではないので、次走間隔を詰めて出てくる場合は引き続き厳しい戦いになりそうです。

こういったGⅠ馬は引き続き注目していきたいと思います。

第68回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)2020年10月17日(土曜)東京競馬場の出走馬情報

1.シゲルピンクダイヤ 幸 英明
2.ダノンファンタジー 川田 将雅
3.フェアリーポルカ 和田竜二
4.サラキア 北村 友一
5.ラヴズオンリーユー M.デムーロ
6.シャドウディーヴァ 内田 博幸
7.トロワゼトワル 横山 典弘
8.サムシングジャスト 松山 弘平

第68回 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)2020年10月17日(土曜)東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 4番 サラキア
2着 6番 シャドウディーヴァ
3着 8番 サムシングジャスト

単勝
4 2,020円 7番人気

複勝
4 400円 5番人気
6 420円 7番人気
8 460円 8番人気

枠連
4-6 9,350円 26番人気

ワイド
4-6 2,430円 26番人気
4-8 2,670円 28番人気
6-8 1,870円 24番人気

馬連
4-6 9,350円 26番人気

馬単
4-6 20,340円 46番人気

三連複
4-6-8 23,160円 54番人気

三連単
4-6-8 189,020円 313番人気