レース見解

第56回 農林水産省賞典 福島記念(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年11月15日(日曜)福島競馬場 芝2000m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第56回 農林水産省賞典 福島記念(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第56回 農林水産省賞典 福島記念(GⅢ)2020年11月15日(日曜)福島競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

福島競馬場と新潟競馬場、いわゆる「東のローカル」としては年内最終日のメインレースとして行われるこのレースは、秋のGⅠシリーズには今一歩足りなかったオープン馬が来春のGⅠシリーズを目指しての戦いとなります。

なお、今回の福島記念では2番人気3番バイオスパークに騎乗する池添謙一騎手が、史上6人目となるJRA全10場重賞制覇の記録に挑みます。

4コーナーポケットをスタートしてホームストレッチをいっぱいに使った先行争いは2番トーラスジェミニがすんなりと取り切って、2番手に7番テリトーリアルがつけてすんなりと隊列が固まりました。

上位人気の1番人気9番ヴァンケドミンゴと2番人気3番バイオスパークは、早めの競馬をしたい馬たちをいなすように前に行かせてそろって7~8番手で折り合って、最初の1000mが59秒6とやや早めの、差し競馬にはおあつらえ向きのペースでレースが進みます。

4コーナーでヴァンケドミンゴは大外に、バイオスパークは内ラチ沿いにそれぞれ進路を取って進出しながら最後の直線に。ゴール直前で逃げるテリトーリアルをそろってとらえると、最後は内に進路を取ったバイオスパークがわずかに先着、池添謙一騎手は見事JRA全10場重賞制覇を達成しました。

3番手には当地での重賞制覇も果たしている13番デンコウアンジュが最後に迫ってきましたが、結局テリトーリアルが死守しました。

バイオスパークは今回が重賞挑戦3回目で初戴冠となりました。このレースを含めてキャリア通算ですでに25戦を走って2桁着順はわずか1回のみ。初勝利に9銭もかかったほどに勝ち味に遅い馬ですが、粘り強い競走生活がいよいよ結実しつつあります。

血統的にはオルフェーヴル産駒で、成長曲線的にも今がピークに近いと思われ、来春にかけてのローカル開催での今回とほぼ同格のレースでは間違いなく主役級の一頭となるでしょう。

2着のヴァンケドミンゴも、今回の敗戦の理由はコース取りの差がほとんどと言えそうで、次走以降引き続きの上位争いに十分な期待が持てるでしょう。

第56回 農林水産省賞典 福島記念(GⅢ)2020年11月15日(日曜)福島競馬場の出走馬情報

1.ロードクエスト 西村 淳也
2.トーラスジェミニ 木幡 育也
3.バイオスパーク 池添 謙一
4.レッドアネモス 吉田 隼人
5.ワセダインブルー 大野 拓弥
6.アドマイヤジャスタ 富田 暁
7.テリトーリアル 石川 裕紀人
8.マイネルハニー 宮崎 北斗
9.ヴァンケドミゴ 酒井 学
10.マイネルファンロン 藤井 勘一郎
11.ウインイクシード 松岡 正海
12.マイネルサーパス 丹内 祐次
13.デンコウアンジュ 柴田 善臣
14.ソロフレーズ 江田 照男
15.ドゥオーモ 藤岡 康太
16.レッドローゼス 勝浦 正樹

第56回 農林水産省賞典 福島記念(GⅢ)2020年11月15日(日曜)福島競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 3番 バイオスパーク
2着 9番 ヴァンケドミンゴ
3着 7番 テリトーリアル

単勝
3 640円 2人気

複勝
3 200円 2番人気
9 150円 1番人気
7 270円 4番人気

枠連
2-5 740円 2番人気

ワイド
3-9 490円 番人気
3-7 1,360円 13番人気
7-9 680円 3番人気

馬連
3-9 1,130円 2番人気

馬単
3-9 2,430円 4番人気

三連複
3-7-9 4,050円 5番人気

三連単
3-9-7 19,170円 24番人気