レース見解

第56回 デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年2月13日(土曜)東京競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第56回 デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第56回 デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)2021年2月13日(土曜)東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

近年では2020年にグランプリ春秋連覇を達成したクロノジェネシスなどがこのレースで重賞初制覇を遂げ、出世レースとしての地位を確立しつつある一戦。

今回もGⅢアルテミスSでソダシと渡り合ったククナや両親に三冠馬を持つアカイトリノムスメ、その名の通り破天荒なレースぶりで注目を集めるリフレイムら世代トップクラスの馬が複数出走してきました。

勝ったのは2番人気に押されたアカイトリノムスメで、これで3勝めにして初の重賞制覇となりました。クビ差の2着には新馬勝ちから1戦1勝で参戦の9番アールドヴィーヴルが、そこからさらにクビ差の3着にはククナが入りましたが最終的に上位1~3着の並びは道中の位置取りの差がそのまま順位に現れる形となりました。

父にディープインパクト、母にアパパネを持ち、生まれた時から「三冠ベビー」として注目されていたアカイトリノムスメですが、三冠馬同士の産駒はかつてメジロラモーヌとシンボリルドルフによるメジロリベーラがいたものの(通算1戦0勝)、重賞を勝利するのはこれが初めてのケースとなりました。

改めてアカイトリノムスメのレースを見返してみると、デビューから前走までの3戦出はいずれも出遅れていましたが、今回は五分にゲートを出ており、いつもよりやや前目の位置取りでもしっかりと折り合えていることから、徐々に競馬を覚えてきていることがうかがえます。

元々能力の高い馬ではあるので、メンタル面の充実が競走成績や競馬の進め方を安定させてくれれば、このまま今年の牝馬クラシックの有力候補になれるのではないでしょうか。

勝ち馬のほかにも、クビ・クビ差の上位3着までの各馬には大きな実力差はなさそうで、この後のクラシック路線でも十分に序列の入れ替わりは期待できそうです。

2着アールドヴィーヴルと3着ククナはともにキングカメハメハ産駒で母父ディープインパクトですが、それぞれ牝系をたどっていくとスタミナ補強してくれそうな馬の名前が血統表に並んでおり、桜花賞よりもむしろオークスに向きそうです。

第56回 デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)2021年2月13日(土曜)東京競馬場の出走馬情報

1.スライリー 石川 裕紀人
2.ククナ C.ルメール
3.イズンシーラブリー 三浦 皇成
4.リフレイム 木幡 巧也
5.メインターゲット 田辺 裕信
6.アカイトリノムスメ 戸崎 圭太
7.ステラリア 福永 祐一
8.カイトゲニー 柴田 大知
9.アールドヴィーヴル 松山 弘平
10.サルビア 横山 典弘
11.エイシンヒテン 団野 大成
12.カナリキケン M.デムーロ
13.ミヤビハイディ 吉田 豊
14.インフィナイト 北村 友一
15.レッジャードロ 藤田 菜七子
16.ハッピーオーサム 岩田 望来

第56回 デイリー杯クイーンカップ(GⅢ)2021年2月13日(土曜)東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 6番 アカイトリノムスメ
2着 9番 アールドヴィーヴル
3着 2番 ククナ

単勝
6 490円 2番人気

複勝
6 160円 2番人気
9 290円 5番人気
2 130円 1番人気

枠連
3-5 2,010円 9番人気

ワイド
6-9 880円 8番人気
2-6 310円 1番人気
2-9 730円 6番人気

馬連
6-9 2,530円 8番人気

馬単
6-9 4,190円 14番人気

三連複
2-6-9 2,320円 3番人気

三連単
6-9-2 14,760円 24番人気