お世話になります。馬きりんです。
今回は【第88回 東京優駿（GⅠ）】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
第88回 東京優駿（GⅠ）2021年5月30日（日曜）東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
2018年に生まれ、日本国内で血統登録されたサラブレッド7398頭の中から、それぞれの戦いを勝ち抜いてきたいずれ劣らぬ17頭の優駿による世代王者争い。
今年のダービーもそのレースの格にふさわしい好勝負となり、4番人気10番シャフリヤールが無敗の皐月賞馬1番人気1番エフフォーリアをハナ差退け、第88代日本ダービー馬となりました。
断然1番人気の無敗の皐月賞馬、エフフォーリアが1枠1番のある意味「ポールポジション」に入ったことで、スタートから1コーナーまでの動向が注目されましたが、スタートをしっかり決めて3番手の位置を取り切った時は、ほぼ確勝のように思えました。
しかし、2コーナー過ぎから向こう正面にかけて一気にスローペースに落ちたことでエフフォーリアだけでなく、少なくない馬がやや折り合いを欠きつつ馬群がタイトになったことが、最後の最後で勝ち馬に差し切られる遠因となったのかもしれません。
勝ち馬となったシャフリヤールはタイトになった馬群の後方で行き馬を見つけられずにいましたが、安易に外に出さず3コーナーをきっちりロスなく回り切ると、4コーナーではやや外に持ち出しながら、結果的に前が開いたことで直線は真っすぐ伸びてきました。
先に先頭に立ったエフフォーリアが最後の100mでやや苦しくなっって外に膨らんだところを冷静に内側にもぐりこみ、最後の一完歩でシャフリヤールが差し切ったのは、ここまで2399m積み上げてきたものが一つでも狂えばなしえなかった、まさに紙一重の勝利でした。
鞍上の福永祐一騎手は2018年のワグネリアンでダービー初制覇以降、この4年で3勝を挙げる固め打ちですが、いずれの騎乗も緻密な計算の上に成り立った情報量の多いもので、これもまた、世代最強決定戦に華を添えてくれました。
かなり激しいレースになったため、上位各馬とも消耗がどれほどあるのかが気がかりですが、それでも菊花賞路線は間違いなく今回の上位入着馬を中心に回ることでしょう。
一方で、10着馬までは勝ち馬から1秒以内で完走しており、これらの馬たちも軽視することはできません。大変レベルの高いレースだったといえるのではないでしょうか。
第88回 東京優駿（GⅠ）2021年5月30日（日曜）東京競馬場の出走馬情報
1.エフフォーリア 横山 武史
2.ヴィクティファルス 池添 謙一
3.タイムトゥヘヴン 石橋 脩
4.レッドジェネシス 横山 典弘
5.ディープモンスター 武 豊
6.バジオウ 大野 拓弥
7.グラティアス 松山 弘平
8.ヨーホーレイク 川田 将雅
9.ラーゴム 浜中 俊
10.シャフリヤール 福永 祐一
11.ステラヴェローチェ 吉田 隼人
12.ワンダフルタウン 和田 竜二
13.グレートマジシャン 戸崎 圭太
14.タイトルホルダー 田辺 裕信
15.アドマイヤハダル M.デムーロ
16.サトノレイナス C.ルメール
17.バスラットレオン 藤岡 佑介
第88回 東京優駿（GⅠ）2021年5月30日（日曜）東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 10番 シャフリヤール
2着 1番 エフフォーリア
3着 11番 ステラヴェローチェ
単勝
10 1,170円 4番人気
複勝
10 270円 3番人気
1 120円 1番人気
11 550円 10番人気
枠連
1-5 1,020円 5番人気
ワイド
1-10 450円 3番人気
10-11 3,880円 40番人気
1-11 1,030円 10番人気
馬連
1-10 1,010円 2番人気
馬単
10-1 3,360円 12番人気
三連複
1-10-11 8,800円 28番人気
三連単
10-1-11 58,980円 181番人気
