レース見解

第53回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年4月3日(土曜)中山競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第53回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第53回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)2021年4月3日(土曜)中山競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

春のマイルGⅠヴィクトリアマイル・安田記念それぞれを目指す馬の混走状態となり、また、ハンデ戦であることから波乱もしばしば起こるレースですが、ここからショウワモダンやモーリスなど後のマイルGⅠホースも誕生しており、出世レースの側面もあります。

今回は、気風のいい逃げを見せるとこの距離では現役最強クラスの一頭でもあるスマイルカナが1枠1番に入ったことで1番人気に推されましたが、「ポールポジション」だけに他馬のマークもきつく、先頭に立たせてもらえないまま14着に沈んでしまいました。

各馬がスマイルカナを先頭に立たせまいとしてスタートからペースが速くなり、馬群の先団に極端に馬が偏る展開となったことで、1・2着馬は後方10番手以下から追い上げた2頭での決着となりました。

勝ったのは9番テルツェットで、53キロの軽ハンデを生かし切っての重賞初勝利となりました。これで今回を含めて6戦5勝の成績となり、唯一敗戦した昨年のミモザ賞も勝ち馬は先日のGⅡ日経賞を制したウインマリリンとレベルが高く、ようやくこの馬の実力が重賞勝ちの形となったといえるでしょう。

2着のカテドラルは前走GⅢ東京新聞杯に続き2戦連続の重賞連対となりましたが、ハーツクライ産駒らしい成長カーブを5歳の春になって描けており、安田記念に出てきても好走が期待できるのではないでしょうか。

また、3着のボンセルヴィーソも先団でレースを進めながら4コーナーで一を下げつつ一度息を入れることができたため盛り返すことができました。昨年のこのレース2着のほか、GⅢ京成杯オータムハンデでも3着の実績(いずれも13番人気にて)があり、コースとの相性がいいのでしょう。このコースで出てきたときは狙ってもいいかもしれません。

第53回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)2021年4月3日(土曜)中山競馬場の出走馬情報

1.スマイルカナ 柴田 大知
2.ボンセルヴィーソ 木幡 巧也
3.ソーグリッタリング 川田 将雅
4.ルフトシュトローム C.ルメール
5.ブラックムーン 吉田 豊
6.レイエンダ 丸山 元気
7.ベステンダンク 北村 宏司
8.ショウナンライズ 内田 博幸
9.テルツェット M.デムーロ
10.マイスタイル 横山 和生
11.カテドラル 田辺 裕信
12.メイショウチタン 津村 明秀
13.トーラスジェミニ 原 優介
14.アトミックフォース 武藤 雅
15.エメラルファイト 丹内 裕二
16.ウインカーネリアン 三浦 皇成

第53回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)2021年4月3日(土曜)中山競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 9番 テルツェット
2着 11番 カテドラル
3着 2番 ボンセルヴィーソ

単勝
9 630円 3番人気

複勝
9 230円 4番人気
11 250円 5番人気
2 220円 3番人気

枠連
5-6 1,590円 8番人気

ワイド
9-11 880円 10番人気
2-9 940円 12番人気
2-11 810円 8番人気

馬連
9-11 3,860円 15番人気

馬単
2-9-11 5,210円 16番人気

三連複
2-9-11 5,210円 16番人気

三連単
9-11-2 26,010円 76番人気