レース見解

第37回 ホープフルステークス(GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年12月26日(土曜) 中山競馬場 芝2000m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第37回 ホープフルステークス(GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第37回 ホープフルステークス(GⅠ)2020年12月26日(土曜)中山競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

近年ではレイデオロやサートゥルナーリアなどの翌年のクラシックホースを輩出し、ついに去年は三冠馬コントレイルを輩出した出世GⅠレースです。

しかしながら、今年はここまでの重賞勝ち馬がほとんど前週のGⅠ朝日杯FSに回ったため、前走GⅢ東京スポーツ敗2歳Sを勝った10番ダノンザキッドが抜けた1番人気になりました。

続く2番人気に同じコースで行われたオープン競走の芙蓉Sを制した3番ランドオブリバティが推され、レースはこの馬がスタートから先頭に立ち、4コーナー入り口までは絶妙なペース配分でレースを進めたのですが、4コーナーで大きなアクシデントがありました。

ここまで先頭を引っ張ってきたランドオブリバティが突然コースの外に向かって逸走、そのまま外ラチ沿いまで止まらず、最後は鞍上の三浦皇成機種を振り落として競走中止となってしまいました。

このアクシデントで、4コーナーでは馬群全体がやや緩み、直線入り口で全馬再加速を強いられる形となったため、結果的に前の方でレースを進めていた10番ダノンザキッドがゴール前で抜け出して1着、2番手内ラチ沿いでレースを進めていた1番オーソクレースが比較的不利が少なく2着に粘りこみました。

ダノンザキッドは人気通りの勝利となりましたが、タイムについては4コーナーでのアクシデントもあり、今回は次走以降の参考にはならなさそうです。その中で美点を挙げるとすれば、目の前での逸走劇に動揺せず、冷静にさばいてレースが続行できた点でしょうか。

春のクラシックも、自信を含めて出走馬はまだまだ幼い若駒ばかりなので、「動じない」ということは少なくともダービーのあたりまではアドバンテージとなります。

また、ダノンザキッドの父ジャスタウェイはこれが初の産駒GⅠ勝利となりました。その父ハーツクライ同様に、年を重ねてのさらなる成長を期待できる種牡馬なだけに、ダノンザキッドも今後息の長い活躍が期待できるのではないでしょうか。

第37回 ホープフルステークス(GⅠ)2020年12月26日(土曜)中山競馬場の出走馬情報

1.オーソクレース C.ルメール
2.ヨーホーレイク 武 豊
3.ランドオブリバティ 三浦 皇成
4.ヴィゴーレ 横山 武史
5.テンカハル 坂井 瑠星
6.ホールシバン 丸山 元気
7.マカオンドール 岩田 康誠
8.バニシングポイント M.デムーロ
9.アオイショー 石橋 脩
10.ダノンザキッド 川田 将雅
11.タイトルホルダー 戸崎 圭太
12.アドマイヤザーゲ 吉田 隼人
13.シュヴァリエローズ 北村 友一
14.モリデンアロー 山田 敬士
15.セイハロートゥユー 木幡 巧也

第37回 ホープフルステークス(GⅠ)2020年12月26日(土曜)中山競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 10番 ダノンザキッド
2着 1番 オーソクレース
3着 2番 ヨーホーレイク

単勝
10 210円 1番人気

複勝
10 110円 1番人気
1 180円 3番人気
2 280円 6番人気

枠連
1-6 570円 2番人気

ワイド
1-10 310円 2番人気
2-10 590円 6番人気
1-2 860円 13番人気

馬連
1-10 680円 2番人気

馬単
10-1 910円 2番人気

三連複
1-2-10 1,900円 5番人気

三連単
10-1-2 5,560円 9番人気