レース見解

第72回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年12月13日(日曜) 阪神競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第72回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第72回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)2020年12月13日(日曜)阪神競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

2歳世代の女王決定戦に、今年は三冠牝馬の仔ジェラルディーナ、九州産馬初のGⅠ制覇がかかるヨカヨカ、白毛馬初のGⅠ勝利の期待がかかるソダシ、国枝栄厩舎×C.ルメールコンビの新星サトノレイナスなど、話題性豊富なメンバーが集まりました。

1番人気は前走GⅢファンタジーSを制し、白毛馬として初めてJRAの芝重賞を勝利したソダシが推され、続けてサトノレイナス、18番メイケイエールと続きました。

スタート前にソダシがゲート入りを嫌い、やや手間取ったシーンもありましたが発馬はしっかりと出て、メイケイエールがやや立ち遅れる形となりました。

ヨカヨカが引っ張る形となって最初の600mは34.9秒とそこそこ流れた展開となり、立ち遅れたメイケイエールがかかり気味に外から追い上げる形で最後の直線に。

坂の下までヨカヨカが粘るところを外からソダシとメイケイエールが強襲、さらに坂を上り切ったところで内からサトノレイナス、大外から11番ユーバーレーベンが襲い掛かってゴール前は4頭がもつれる大接戦となりましたが、写真判定の結果、ソダシがハナ差で1着、世界初の白毛馬によるGⅠ制覇となりました。

ソダシはこれでデビューから4戦4勝の無敗で2歳女王となりました。毛色が何かと注目を集めがちな馬ですが、やや荒れ気味の馬場で、前が速く後ろから伸びてくる馬が多く台頭した中、粘り腰を発揮してしのぎ切ったのはクロフネの血が活きたのでしょう。

現役の牝馬ではそのクロフネを母父に持つノームコア・クロノジェネシスのGⅠ馬姉妹が一線級で活躍をしていますが、両馬ともスピード能力と重厚な粘り腰を兼ね備えているのが持ち味で、ソダシもそういったレースのスタイルを今後身に着けていきそうです。

3着にはゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが入り、今日の馬場が本当に力のいる傾向であったことを物語る中、切れ味が特徴のディープインパクト産駒であるサトノレイナスがあわやの2着に入ったのは特筆すべきで、この馬も母系由来の力強さを持ち合わせており、今後の成長次第では十分に世代の頂点を狙えそうです。

第72回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)2020年12月13日(日曜)阪神競馬場の出走馬情報

1.ウインアグライア 横山 武史
2.ルクシオン 西村 淳也
3.ジェラルディーナ 岩田 康誠
4.リンゴアメ 丹内 祐次
5.サルビア 松山 弘平
6.ソダシ 吉田 隼人
7.サトノレイナス C.ルメール
8.ヨカヨカ 福永 祐一
9.ナムラメーテル 和田 竜二
10.シゲルピンクルビー 幸 英明
11.ユーバーレーバン M.デムーロ
12.オパールムーン 横山 典弘
13.アオイゴールド 団野 大成
14.ポールネイロン 藤岡 佑介
15.エイシンヒテン 松若 風馬
16.インフィナイト 北村 友一
17.フラリオナ 浜中 俊
18.メイケイエール 武 豊

第72回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)2020年12月13日(日曜)阪神競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 6番 ソダシ
2着 7番 サトノレイナス
3着 11番 ユーバーレーベン

単勝
6 320円 1番人気

複勝
6 150円 1番人気
7 170円 3番人気
11 450円 6番人気

枠連
3-4 620円 3番人気

ワイド
6-7 340円 1番人気
6-11 1,200円 11番人気
7-11 1,640円 16番人気

馬連
6-7 690円 1番人気

馬単
6-7 1,290円 1番人気

三連複
6-7-11 5,020円 11番人気

三連単
6-7-11 17,260円 33番人気