お世話になります。馬きりんです。
今回は【第7回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（GⅢ）】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
第7回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（GⅢ）2020年11月28日（土曜）阪神競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
2歳重賞ではこのレースが初めての2000m戦となること、同じく2000m戦のホープフルSがGⅠに昇格したことで、レースグレード以上に重要度の高いレースとして知られており、過去には今年の三冠牝馬デアリングタクトの父、エピファネイアがここを勝ってその後出世街道を歩んでいます。
今回一番人気になったのは9番のラーゴム。7月に今回と同じ阪神芝2000mでの新馬戦を勝ち上がり、アイビーS2着からの参戦で、父オルフェーヴルの血統もこのコース向きであることから期待をされました。
続いて京都の芝2000m新馬戦を勝ち上がった5番グロリアムンディが2番人気、ここまで1800mで3戦して複勝率100％の8番ワンダフルタウンが3番人気に続きます。
レースは序盤から縦長の展開となり、1000m通過は1分1秒5と決して速くはないものの、ラップタイムとしては緩むところがなく前の馬にとっては厳しい展開に。
そのため最後の直線ではスローゆえに粘りこみを図りたい先行勢と締まったラップゆえに差し切りたい後方勢のじりじりとした争いが続き、最終的には坂の上で後方から足を伸ばしたワンダフルタウンとラーゴムがわずかに抜け出してゴール、3/4馬身差でワンダフルタウンが1着となりました。
勝ち時計が2分1秒6、上がり3Fが35秒フラットと、時計的には平凡な決着となりましたが、勝ったワンダフルタウンは父ルーラーシップに加えて、母系に欧州の重厚な血統を重ねたタイプなだけに、こういったサバイバル戦はおあつらえ向きだったといえるでしょう。
賞金的にクラシック路線参戦はほぼ確実となったワンダフルタウンですが、活躍できるかどうかは春先の馬場次第と言えそうで、開催末期に行われる皐月賞や全頭未知の距離となる菊花賞など、まぎれる要素のあるレースでは怖い存在になるかもしれません。
2着のラーゴムも同様に、しぶとさが生きるような馬場、展開になりそうなときには狙っていきたい一頭。ただ、ここまでの戦績からは「相手なりに走る」タイプである可能性もあり、アタマで狙うにはやや不安な面ものぞかせるので、馬券検討時には慎重なジャッジが必要になりそうです。
第7回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（GⅢ）2020年11月28日（土曜）阪神競馬場の出走馬情報
1.ビップランバン 川田 将雅
2.バスラットレオン 坂井 瑠星
3.テリオスルイ 菱田 裕二
4.グラディトゥー 松山 弘平
5.グロリアムンディ 福永 祐一
6.マカオンドール 岩田 康誠
7.ダノンドリーマー 岩田 望来
8.ワンダフルタウン 和田 竜二
9.ラーゴム 武 豊
10.タガノカイ 藤岡 康太
第7回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（GⅢ）2020年11月28日（土曜）阪神競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 8番 ワンダフルタウン
2着 9番 ラーゴム
3着 6番 マカオンドール
単勝
8 440円 3番人気
複勝
8 140円 1番人気
9 150円 2番人気
6 330円 7番人気
枠連
7-8 610円 1番人気
ワイド
8-9 710円 1番人気
6-8 990円 15番人気
6-9 1,210円 17番人気
馬連
8-9 710円 1番人気
馬単
8-9 1,630円 5番人気
三連複
6-8-9 4,420円 20番人気
三連単
8-9-6 18,890円 84番人気
