レース見解

第23回富士ステークス(GⅡ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年10月24日(土曜)東京競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第23回富士ステークス(GⅡ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第23回富士ステークス(GⅡ)2020年10月24日(土曜)東京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

今年からGⅡに格上げとなり、GⅠマイルチャンピオンシップに向けてのステップレースとして重要度が増しましたが、それに呼応するように重賞勝ち馬が多数出走、特に同じコースで行われるGⅠNHKマイルカップの勝ち馬が3頭そろい踏みのメンバー構成は圧巻です。

また、このレースは別定戦ながら3歳牝馬から古馬牡馬まで幅広く出走馬が集まったため、負担重量が52キロから57キロまで最大5キロ差となり、ハンデ戦のような様相も呈しました。

その中でレース序盤から先頭を引っ張ったのは7番スマイルカナ。

最軽量の52キロを生かしつつ、これまでのレース同様に積極的なレースの組み立てをしていきます。これに同じく3歳牝馬の8番シーズンズギフトがやはり軽量52キロを生かすようについていったため、最初の600mは33秒8のハイペースとなりました。

この2頭は最後の直線坂下までよく粘りましたが、坂を上ったところで11番ラウダシオンが盤石の態勢で先頭に。このまま押し切りとなるかと思われたところに外から5番ヴァンドギャルドが脚を伸ばして、1馬身ほど抜け出したところがゴールでした。

ヴァンドギャルドはこれが重賞初制覇。並みいるステークスウィナーを全て押しのけての勝利は、今後の期待も大きく膨らむ価値のある勝利と言えそうです。競馬の内容もメンバー中一番スムーズな走り方をしており、その点でも次走に期待が持てます。

鞍上の福永祐一騎手は翌日にGⅠ菊花賞で無敗の三冠をかけてコントレイルに騎乗をする予定ですが、前日メインのここをスマートな捌きで勝利して、弾みをつけて大一番に向かう形となりました。

今回についても冷静なレース運びができていることがよくわかる勝ち方だったと思います。

また、2着のラウダシオンも道中3番手からGⅠ馬らしい堂々としたレースを見せてくれました。

最後の直線でやや外にもたれるシーンがあり、少なからずロスもあったように見受けられますが、この点が改善されれば次走以降も安定して上位に進出してくるのではないでしょうか。

ラウダシオンの次走出走時は要注目です。

第23回富士ステークス(GⅡ)2020年10月24日(土曜)東京競馬場の出走馬情報

1.ブラックバゴ 笹川 翼
2.タイセイビジョン 石橋 脩
3.モズダディー 内田 博幸
4.サトノアーサー 戸崎 圭太
5.ヴァンドギャルド 福永 祐一
6.レイエンダ 池添 謙一
7.スマイルカナ 柴田 大知
8.シーズンズギフト 横山 典弘
9.ケイアイノーテック 津村 明秀
10.ペルシアンナイト 大野 拓弥 
11.ラウダシオン M.デムーロ
12.ワーケア C.ルメール

第23回富士ステークス(GⅡ)2020年10月24日(土曜)東京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 5番 ヴァンドギャルド
2着 11番 ラウダシオン
3着 9番 ケイアイノーテック

単勝
5 620円 4番人気

複勝
5 220円 3番人気
11 270円 5番人気
9 300円 7番人気

枠連
5-8 1,280円 6番人気

ワイド
5-11 950円 13番人気
5-9 820円 8番人気
9-11 1,350円 24番人気

馬連
5-11 2,430円 10番人気

馬単
5-11 5,210円 26番人気

三連複
5-9-11 7,710円 34番人気

三連単
5-11-9 44,790円 200番人気