レース見解

第57回 金鯱賞(GⅡ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年3月14日(日曜)中京競馬場 芝2000m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第57回 金鯱賞(GⅡ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第57回 金鯱賞(GⅡ)2021年3月14日(日曜)中京競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

レースに出走する各馬の関係者もレースを見守る観客も、ほぼすべての目が三冠牝馬デアリングタクトの2021年始動戦に集中していました。それゆえに、だれもが見ていなかった盲点が、そのまま大波乱を演出する結果となりました。

レースを制したのは最低人気、単勝オッズ227.3倍の5番ギベオン。この単勝オッズでの優勝はJRA歴代6位の記録となりました。9番人気の6番ジナンボーの単勝オッズが65.4倍であることを考えると、いかに今日ギベオンが「見られていなかった」かが分かります。

レースは前日までの豪雨の影響がいまだ色濃く残る重馬場で行われ、1番枠からスタートとなったデアリングタクトは、五分のスタートから包まれることなく外目に持ち出すと、昨年のGⅠ秋華賞と同様に馬群とやや距離を取ってレースを進めました。

折り合いもしっかりとついており、ほぼ全頭からマークされる中で他馬からの不利を受けることなくレースを進めたデアリングタクトと松山弘平騎手は考え得る限りベストのレースを行ったと思います。

しかし、勝ち馬ギベオンと西村淳也騎手は、先頭で前だけを見ていたことが結果的には功を奏し、最終的にクビ差残しての優勝を呼び込みました。西村騎手にとっては、これが重賞初勝利となります。

ギベオンは2018年に当地で行われたGⅢ中日新聞杯を制しており、コース実績はあったもののそれ以降2年以上勝ち星がなく、前々走の中日新聞杯では14着に敗れていました。

前走こそ59キロを背負って5着に好走しているものの、重賞ではなくリステッド競走であり、今回出走していたポタジェに完敗しており、そこから今日の結果を予想するのは難しかったでしょう。

次走以降についても、構想を期待して馬券を狙うのは酷に思われます。繰り返すようですが、ただ一頭注目を集める馬の陰に隠れた、ただ一頭全く注目を集めなかった馬の下克上として記憶にとどめるのみのレースだったのではないでしょうか。

第57回 金鯱賞(GⅡ)2021年3月14日(日曜)中京競馬場の出走馬情報

1.デアリングタクト 松山 弘平
2.サンレイポケット 秋山 真一郎
3.ブラヴァス 福永 祐一
4.グローリーヴェイズ 川田 将雅
5.ギベオン 西村 淳也
6.シナンボー 菱田 裕二
7.キセキ M.デムーロ
8.ペルシアンナイト 大野 拓弥
9.サトノフラッグ C.ルメール
10.ポタジェ 北村 友一

第57回 金鯱賞(GⅡ)2021年3月14日(日曜)中京競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 5番 ギベオン
2着 1番 デアリングタクト
3着 10番 ポタジェ

単勝
5 22,730円 10番人気

複勝
5 1,890円 10番人気
1 110円 1番人気
10 340円 6番人気

枠連
1-5 12,240円 20番人気

ワイド
1-5 4,260円 28番人気
5-10 16,300円 41番人気
1-10 520円 5番人気

馬連
1-5 13,570円 26番人気

馬単
5-1 62,050円 62番人気

三連複
1-5-10 34,650円 58番人気

三連単
5-1-10 783,010円 475番人気