お世話になります。馬きりんです。
今回は【2020ファイナルステークス(3歳以上3勝クラス)】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
2020ファイナルステークス(3歳以上3勝クラス)2020年12月27日(日曜)阪神競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
正真正銘のJRA一年最後のレースとして毎年開催されるファイナルSは、3勝クラスのレースのためここで勝てば来年はオープンでスタート、となるため、出走馬にとっては最後の最後まで気の抜けないレースになります。
また、昨年の勝ち馬エイティーンガール、一昨年の勝ち馬フィアーノロマーノはこのレースを勝った翌年に重賞制覇を達成しており、さらにさかのぼると2009年(当時は1600mで施行)の勝ち馬エーシンフォワードは、翌年のマイルCSを制してGⅠホースになりました。そんな隠れた出世レースでもあります。
今回のメンバーはいずれも近走で目立った活躍をするには至っていない馬ばかりとなり、やや寂しい印象を受けるものの、その中で近5走で馬券圏内2度の1番ガゼボが1番人気となりました。
レースは各馬そろったスタートからすんなりと隊列が決まり、最初の3ハロンが35秒フラットとそこまで速くならなかったもののやや縦長の展開に。
3コーナー過ぎから3枠の2頭、3番シャイニーロックと4番カレングロリアーレが後続をやや引き離しにかかるものの、結果的にその直後のスペースが走りやすくなり、そこに位置取っていたガゼボと2番人気の6番メイショウチタンにとってはおあつらえ向きの展開となりました。
直線に入るとこの上位人気2頭が馬場の真ん中をジワリと進出して前をとらえてゴール、クビ差でガゼボが1着となりました。
なお、このレースは1着からシンガリ13着までがわずか1秒1差におさまるハンデ戦のような接戦となりました。それだけ馬の実力が伯仲していたということでしょう。
そのような中で、冷静に道中のポジショニングを調整し、馬にとって楽に走れるスペースを確保しながら、最後はきっちり確実な過不足なく着差をつけてまとめ上げた吉田隼人騎手の騎乗は実にお見事でした。
このレースの勝利で年間キャリア最多となる91勝目となりましたが、今年一年を通じての急成長の理由がよくわかる中身の濃い好騎乗だったといえるでしょう。
2020ファイナルステークス(3歳以上3勝クラス)2020年12月27日(日曜)阪神競馬場の出走馬情報
1.ガゼボ 吉田 隼人
2.オールザゴー 藤岡 佑介
3.シャイニーロック 団野 大成
4.カレングロリアーレ 岡田 祥嗣
5.ステイオンザトップ 丸山 元気
6.メイショウチタン 藤岡 康太
7.ショウナンアリアナ 岩田 望来
8.イーサンパンサー 古川 吉洋
9.レノーア 石川 裕紀人
10.シュエットヌーベル 亀田 温心
11.ミエノウインウイン 太宰 啓介
12.メモリーコロネット 幸 英明
13.タガノスカイハイ 鮫島 良太
14.キアロスクーロ 斎藤 新
2020ファイナルステークス(3歳以上3勝クラス)2020年12月27日(日曜)阪神競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 1番 ガゼボ
2着 6番 メイショウチタン
3着 3番 シャイニーロック
単勝
1 380円 1番人気
複勝
1 150円 1番人気
6 170円 2番人気
3 220円 5番人気
枠連
1-4 420円 1番人気
ワイド
1-6 320円 1番人気
1-3 500円 4番人気
3-6 670円 9番人気
馬連
1-6 690円 1番人気
馬単
1-6 1,220円 1番人気
三連複
1-3-6 1,730円 3番人気
三連単
1-6-3 7,140円 7番人気