レース見解

大通公園特別(3歳以上2勝クラス)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年8月23日(日曜)札幌競馬場 ダート1700m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【大通公園特別(3歳以上2勝クラス)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

大通公園特別(3歳以上2勝クラス)2020年8月23日(日曜)札幌競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

スタートから1コーナーまでの距離が短く、コーナーがきついことからスタート直後の先行争いが激化しやすいローカル開催場のダート1700m戦は、レースの入り方で着順が大きく入れ替わってしまう、馬にとっても騎手にとっても難解なコースです。

今回のレースも、スタート直後の動きが上位人気馬の明暗を分けました。

勝ったのは2番人気の10番シェダル。好位につけた1番人気の5番ロンドンデリーエアの直後をついて行くようにレースを進め、直線に入って外に持ち出すとゴール直前できっちりと差し切ってみせました。

2着のロンドンデリーエアは、結果的には勝ち馬のシェダルに上手いこと使われてしまい、その分最後の最後で差し切られてしまいました。

しかし、自力でレースを作ってゴール直前までは完璧に自分の勝ちパターンには持ち込めていたので、次走も侮れません。

このレースでも札幌開催で絶好調の横山武史騎手が勝ち星を挙げましたが、とにかく道中での駆け引きが卓越していて、まるでレース展開が俯瞰で見えているかのような冷静な動きは、ほかの騎手には手が負えない領域にまで踏み込んでいるかのようです。

一方でスタート直後の動きが凶と出てしまったのが3番人気ながらシンガリ負けとなってしまった7番のタマモサンシーロで、パドックの気配は好評価だったものの、スタート直後に促されてスイッチが入ってしまいました。

抑えが利かずにハイペースで先頭を走り、3コーナーで早くもガス欠となってしまった印象があります。

レースのラップは、スタート直後の動きの激化を物語るように、スタート後100~300mのタイムが11秒5とかなり高速であるのに対し、ラスト2ハロンはそれぞれ13秒0、13秒7という超前傾ラップと言えます。

前をうまく泳がせた馬が台頭するときの典型的な展開となりました。

なお、差しが決まりやすい展開になったとはいえ、200mちょっとしかない札幌の直線入り口でほぼ最後方にいながら3着まで追い込んだクリノカポネは次走も要注目です。出来れば、直線の長い競馬場でのレースで改めて狙いたい一頭といえるでしょう。

 

大通公園特別(3歳以上2勝クラス)2020年8月23日(日曜)札幌競馬場の出走馬情報

1.タイトロープウィン 田中 勝春
2.モンオール 坂井 瑠星
3.ブラックカード 岩田 康誠
4.ヴィーダ 勝浦 正樹
5.ロンドンデリーエア C.ルメール
6.シュプリームゾーン 柴山 雄一
7.タマモサンシーロ 藤岡 佑介
8.バンクショット 団野 大成
9.テキスタイルアート 大野 拓弥
10.シェダル 横山 武史
11.クリノカポネ 亀田 温心
12.マイネルアプラウス 丹内 祐次
13.フクノワイルド 吉田 隼人
14.グランデラムジー 池添 謙一

 

大通公園特別(3歳以上2勝クラス)2020年8月23日(日曜)札幌競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 10番 シェダル
2着 5番 ロンドンデリーエア
3着 11番 クリノカポネ

単勝
10 310円 2番人気

複勝
10 110円 2番人気
5 110円 1番人気
11 230円 3番人気

枠連
4-6 210円 1番人気

ワイド
5-10 150円 1番人気
10-11 630円 7番人気
5-11 560円 5番人気

馬連
5-10 230円 1番人気

馬単
10-5 610円 2番人気

三連複
5-10-11 1,310円 4番人気

三連単
10-5-11 4,160円 9番人気