お世話になります。馬きりんです。
今回は【博多ステークス(3歳以上3勝クラス)】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
博多ステークス(3歳以上3勝クラス)2020年8月16日(日曜)小倉競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
当日のメインレース、GⅢ小倉記念と同様に芝2000mのハンデ戦として行われる準オープンの一戦で、この後の小倉記念の展開を占う一戦としても注目されます。
このレースを制したのは9番のカセドラルベル。単勝オッズ1.7倍の圧倒的支持に見事にこたえて見せました。内容も完勝と言ってよく、スタートから1コーナーまで、外枠の利を生かして他馬と必要以上に競らないように進めながら、1コーナーでしっかりと内に切り込んでベストポジションを取りきった松山弘平騎手の手腕は見事でした。
カセドラルベルは、ここまで体質的にしっかりとしてこなかったためか、2歳の8月にデビューしてから丸2年のここまでわずか7戦のキャリアで、連勝の経験もありませんでした。
しかし今回は前走に続く勝利で、これで8戦4勝。このほかに2着2回、3着と4着がそれぞれ1回で、戦績の安定感は抜群です。
血統面でいえば、カセドラルベルの父ハーツクライは、特に牝馬の場合は古馬になるまでなかなか馬体の緩さが取れず、4歳の秋以降くらいからようやく充実してくる産駒が多いです。
本馬も現状ではその傾向に当てはまっており、ここから昇級してもしっかりと上位争いが期待できそうです。
勝ち馬のほかで注目すべきは2着の8番マルシュロレーヌで、特に鞍上の武豊騎手の道中の位置取りと駆け引きには光るものがありました。
スタートから1コーナーにかけてこそ中団につけてのレース運びでしたが、カセドラルベルが1コーナーで早くも勝負を決めに来ると見ると、2コーナー出口までにポジションを上げてカセドラルベルの内側3/4ほど後方につけて鼻先をねじ込みました。
その後カセドラルベルを終始1頭分外を回らせることに成功しました。
惜しむらくは、内に鼻先をねじ込みながらの競馬だったため、それがたたって4コーナーで前から下がってきた3番オスカールビーをさばく際にワンテンポ程踏み遅れてしまい、ゴール手前でカセドラルベルを差し切ることができませんでした。
しかしこれは勝負のアヤで、馬の実力自体には勝ち馬に勝るとも劣らず、引き続き現級で出走してくる次走では争覇候補です。
博多ステークス(3歳以上3勝クラス)2020年8月16日(日曜)小倉競馬場の出走馬情報
1.イノセントミューズ 西村 淳也
2.マイネルウィルトス 国分 優作
3.オスカールビー 原田 和真
4.ジャコマル 鮫島 克駿
5.レオコックブルー 松若 風馬
6.サウンドバーニング 川又 賢治
7.ラクローチェ 幸 英明
8.マルシュロレーヌ 武 豊
9.カセドラルベル 松山 弘平
博多ステークス(3歳以上3勝クラス)2020年8月16日(日曜)小倉競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 9番 カセドラルベル
2着 8番 マルシュロレーヌ
3着 5番 レオコックブルー
単勝
9 170円 番人気
複勝
9 110円 1番人気
8 170円 3番人気
5 240円 4番人気
枠連
8-8 510円 2番人気
ワイド
8-9 260円 2番人気
5-9 470円 5番人気
5-8 920円 14番人気
馬連
8-9 430円 2番人気
馬単
9-8 580円 2番人気
三連複
5-8-9 1,690円 6番人気
三連単
9-8-5 4,560円 12番人気