お世話になります。馬きりんです。
今回は【美浦ステークス(4歳以上3勝クラス)】について競馬レース検証します。
本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。
美浦ステークス(4歳以上3勝クラス)2021年4月4日(日曜)中山競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ
準オープンの芝2000m戦で、翌週のメインGⅠ皐月賞と同じコースでの施行となりますが、その当日に行われる2勝クラスの芝2000m戦・鹿野山特別と同様に、皐月賞のベンチマークにもなりうるレースです。特に今年は週末ごとの雨で馬場コンディションがよくないため、より重要度が高いといえます。
レースは、そのコンディションが導いたかのように馬群がタイトに詰まった「紛れの大きな」展開となりましたが、その馬群と程よく距離を置きながら展開に乗じてベストポジションを確保した12番サトノエルドールの鞍上・横山和生騎手の手腕が光りました。
過去のレースほとんどでスタートで出遅れているサトノエルドールはこの日もスタートが決まらず後方からの競馬になりそうなところを、先行勢がお見合いをしていると見るや馬群の外をなぞるようにして1コーナーでは前から3~4番手の好位を確保しました。
その後も、外側のコースロスと馬場コンディション差とのプラスマイナスギリギリの位置をキープしながらレースを進め、キックバックもほとんど受けることなく気持ちよくコースを回っていきます。
直線に向くころにはほかの馬と比べて余力充分の状態だったサトノエルドールは、そのまま先頭に立つとリードを広げての押し切り勝ち。単勝5番人気ながら堂々としたレース運びを見せてくれました。
元々サトノエルドールはデビューから13戦連続で複勝圏内を確保していた実力の持ち主ですが、出遅れ癖もあって勝ち切れず出世が遅れ、現級昇格後の昨年は上位進出もままならない状態が続いていましたが、今回見事に展開を利してのオープン入りとなりました。
ただし、今回の勝ちはあくまでも「展開を利して」のものであり、出遅れ癖の克服には至っていないため、昇級後もこの癖が悪い方向に出てしまうのは残念ながら間違いないでしょう。
今回のような展開の紛れがあれば上位進出もあるでしょうが、馬券を狙うにはあまりにも偶然任せであることは覚えておいた方がいいかもしれません。
美浦ステークス(4歳以上3勝クラス)2021年4月4日(日曜)中山競馬場の出走馬情報
1.ヒシヴィクトリー 木幡 巧也
2.ナイトバナレット 勝浦 正樹
3.ダブルシャープ 浜中 俊
4.ハーメティキスト 北村 宏司
5.ルヴォルグ 杉原 誠人
6.アンティシペイト 田辺 裕信
7.トラストケンシン 吉田 豊
8.ウィナーポイント 丹内 祐次
9.エターナルヴィテス 田中 勝春
10.バリングラ 石橋 脩
11.バレーノロッソ 菅原 明良
12.サトノエルドール 横山 和生
13.ルビーカサブランカ 横山 武史
14.シビックヴァーゴ 宮崎 北斗
美浦ステークス(4歳以上3勝クラス)2021年4月4日(日曜)中山競馬場のレース結果と的中馬券配当情報
着順 馬番 馬名
1着 12番 サトノエルドール
2着 13番 ルビーカサブランカ
3着 3番 ダブルシャープ
単勝
12 1,180円 5番人気
複勝
12 280円 5番人気
13 180円 2番人気
3 190円 3番人気
枠連
7-8 1,960円 9番人気
ワイド
12-13 860円 9番人気
3-12 1,090円 13番人気
3 13円500 5番人気
馬連
12-13 2,740円 10番人気
馬単
12-13 6,290円 23番人気
三連複
3-12-13 4,730円 16番人気
三連単
12-13-3 33,180円 108番人気