レース見解

第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2021年4月17日(土曜)中山競馬場 障害4250m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

前年のこのレースを制して、日本競馬界前人(馬)未到の同一重賞5連覇を達成したオジュウチョウサンが連覇記録を伸ばすのか、昨年の中山大障害を制したメイショウダッサイが新王者となるのかの一点に注目が集まった今年の中山グランドジャンプ。

出走頭数は、絶対的な2頭に為す術なしと言わんばかりに多くの馬が事前に回避したためわずか8頭。かつて無敗で競走生活を駆け抜けたマルゼンスキーの出走するレースも同様であったと伝えられていますが、その様子が令和の障害競走最高峰で再現されました。

そして、このレースで、ついにオジュウチョウサンの牙城が崩れました。レース序盤から先頭を引っ張る3番タガノエスプレッソをマークしながら進めたものの、ほぼすべてのコーナーで後手を踏んで外を回され、障害飛越の鋭さもかつてのようなキレが見られません。

障害コースを離れて芝外回りコースに出たころには大きく舌を出しながら行き脚がつかず徐々に後退。入れ替わるように先頭に立った6番メイショウダッサイがそのまま先頭でゴールを駆け抜け、昨年末の中山大障害に続くJ・GⅠ連勝となりました。

オジュウチョウサンはその後も位置取りを下げ続け、何とか掲示板確保の5着での入線となりました。既に往年の勢いはなく、まずは無事に完走できたことが何より、という結果となりました。

2着には2番ケンホファヴァルトがはいり、1・2着の並びも昨年の中山大障害と同じになり、障害レースシーンの勢力図は、これではっきり塗り替わったといえるでしょう。

とはいえ、メイショウダッサイもケンホファヴァルトもともに既に8歳馬。オジュウチョウサンが中山グランドジャンプを初制覇したのは5歳の時なので、引き続き若き新世代のスター候補の誕生が待たれます。

第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場の出走馬情報

1.ヒロシゲセブン 高田 潤
2.ケンホファヴァルト 熊沢 重文
3.タガノエスプレッソ 植野 貴也
4.オジュウチョウサン 石神 深一
5.メイマイネルプロンプト 北沢 
6.メイショウダッサイ 森 一馬
7.スマートアペックス 中村 将之
8.シンギングダンサー 五十嵐 雄祐

第23回 農林水産省賞典 中山グランドジャンプ(J・GⅠ)2021年4月17日(土曜)中山競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 6番 メイショウダッサイ
2着 2番 ケンホファヴァルト
3着 3番 タガノエスプレッソ

単勝
6 180円 1番人気

複勝
6 110円 1番人気
2 280円 4番人気
3 200円 3番人気

ワイド
2-6 350円 4番人気
3-6 230円 2番人気
2-3 850円 11番人気

馬連
2-6 1,400円 5番人気

馬単
6-2 1,560円 4番人気

三連複
2-3-6 1,730円 6番人気

三連単
6-2-3 4,810円 14番人気