レース見解

第72回 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)の競馬レース振り返りポイントと今後の見どころ 2020年12月20日(日曜) 阪神競馬場 芝1600m

お世話になります。馬きりんです。
今回は【第72回 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)】について競馬レース検証します。

本記事では、開催された競馬レースのポイントを解説して今後のレース予想に役立てるための記事を書いています。

第72回 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場の競馬レース見解と今後の見どころ

2歳チャンピオン決定戦として長い歴史を誇る一戦で、近年ではGⅠに昇格したホープフルSと出走馬が分かれることが多い中、今年は前哨戦勝ち馬の多くがこちらに回ってきました。

1番人気は前走GⅡデイリー杯2歳Sを制したレッドベルオーブが単勝最終オッズ2.5倍に推され、続く2番人気がGⅢ東京スポーツ敗2歳Sの覇者ステラヴェローチェ、3番人気にデイリー杯2歳S2着のホウオウアマゾンを挟んで4番人気がGⅡ京王杯2歳Sを制したモントライゼとなりました。

レースは14番モントライゼの奇襲的な逃げで展開しました。2ハロン目と3ハロン目のラップタイムが11秒を切るハイペースとなり、馬群が縦長に伸びての最後の直線は、道中3番手から経済コースをスムーズに進出した2番グレナディアガーズが後続を抑えて1着に。

2着、3着には後方から7番ステラヴェローチェと8番レッドベルオーブの上位人気2頭が追い込みましたが、位置取りの差の分だけ前をとらえることはできませんでした。

グレナディアガーズは前走未勝利戦勝ち上がりからの連勝でGⅠ制覇。まだまだ気性的に幼い部分を残し道中で息を入れることができていなかったデビュー2戦は最後の詰めを欠く負け方だったものの、その時の勝ち馬の1頭は今回2着のレッドベルオーブでレースレベル自体は低くありませんでした。

今回、モントライゼが想定以上に後ろを引き離して逃げたことで、ちょうどマークの緩みがちな2~3番手にうまく収まれたことが奏功したといえ、きっちり折り合ったときの力は世代上位と言えるでしょう。

ただし、繰り返すようですが今回は展開が向いた部分も大きく、馬群がタイトになって我慢を強いられるようになった時にどうなるかは現段階では未知数。気性面での成熟が待たれるものの、日本国内ではいまだ貴重なフランケル産駒なだけに、より一層の成長が期待されます。

第72回 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場の出走馬情報

1.カイザーノヴァ 池添 謙一
2.グレナディアガーズ 川田 将雅
3.ビゾンテノブファロ 山田 敬士
4.ショックアクション 戸崎 圭太
5.ドゥラモンド 武 豊
6.ブルースピリット 藤岡 佑介
7.ステラヴェローチェ 横山 典弘
8.レッドベルオーブ 福永 祐一
9.テーオーダヴィンチ 浜中 俊
10.アスコルターレ 北村 友一
11.バスラットレオン 坂井 瑠星
12.ジュンブルースカイ 岩田 康誠
13.ホウオウアマゾン 松山 弘平
14.モントライゼ C.ルメール
15.ロードマックス 岩田 望来
16.スーパーホープ M.デムーロ

第72回 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2020年12月20日(日曜)阪神競馬場のレース結果と的中馬券配当情報

着順 馬番 馬名
1着 2番 グレナディアガーズ
2着 7番 ステラヴェローチェ
3着 8番 レッドベルオーブ

単勝
2 1,750円 7番人気

複勝
2 320円 5番人気
7 170円 3番人気
8 130円 1番人気

枠連
1-4 1,520円 6番人気

ワイド
2-7 1,280円 14番人気
2-8 670円 5番人気
7-8 380円 2番人気

馬連
2-7 5,000円 16番人気

馬単
2-7 14,610円42 番人気

三連複
2-7-8 4,150円 10番人気

三連単
2-7-8 51,360円 129番人気